神様

神様_d0108041_4363449.jpg

シナリオ執筆の合間にブログを書く。たまには思考をアウトプットしたい。手軽であれば良い。
この二年間、俺は読書の鬼と化していた。
いろいろ考えた。
いろいろ考えた事の、細かいニュアンスは推敲を重ねてしっかりと伝えたいし、途中から幾つかに分岐させて語りたいテーマなんかもたくさんある。それにしても時間が無いので簡単に書く。
「時間が無い」って、何だかカッコイイ…。

日々、宗教について考えている。
俺は新たな「宗教解釈」が欲しくて、たまらない。
私達の普段の生活は、葬式墓参りで仏様に手を合わせて、初詣神前式で神様に柏手打って、生活態度は孔子様から教わって、クリスマスにはイエス様そっちのけでセックスして、かなりお目出度い顔して宗教の間を行き来してます。
そんな信仰心の怠惰も、何十年も続くと自然と迫がついて「習わし」やら「しきたり」やら大層な名前がついて堂々とまかり通っていますね。
神様は涙も涸れきって、ほとほと呆れていますね。
でも、こんな事は世間では常に自嘲気味に語られている事柄だし、良いんです。日本人だ。
今から創造論を信じろと言われても無理で、キリストのしるし(奇蹟)ですら一から十まで信じる事は出来ない。
しかし奇蹟を求めずとも私の教えを信じるのだ、とキリストは説いている。
どうだろう、諸外国の様々な教義の中から、ぶっ飛んでる奇蹟のエピソードや、怪しい教祖誕生秘話なんかを思い切って削除してみる。そして、人の生きる術として普遍的であろう箇所だけをピックアップして、コラージュして、新たな人間の道徳心、倫理観の基準を作る。
それを選ぶ基準は、人間の中に本来備わっているはずの「理性」。
しかし、宗教無しで育った理性というのは人によってかなりムラがあるはずなので、そこは多数決で無難な方を取る。じゃんけん?
とにかく相互の理性の擦り合わせを行う。でもそれがスムーズに出来る位なら戦争なんか起きない。
そしてなんだかんだで出来上がる新たな教本。そこに書かれてあるのは、科学に反発することも無く、信仰心を逆に薄めてしまう様な浮世離れしたエピソードも無い、思想のツギハギにツギハギを重ねて強固に縫い上げた、正に現代人にとっての生きる道である。宗教がベースなだけに哲学より情緒もある。
これは、少し外道な発言かも知れないのでもうやめます。

話を変えて、僕の周りには精神的なストレス等で心療内科に通っている、又は通っていたという友達が何故かとても多い。彼らは皆、真面目に「私」と向き合い、そして悩んでいる。話を聞いていると共鳴する所が多い。辛いだろうけれど、そういう姿勢自体は「良いじゃないか!」という事をわかって欲しい。
でも、各々が非常に真剣に悩んでいるというのに、なかなか良い言葉をかけてやれぬ、己のマカロンレベルの脳味噌がもどかしい。まだマカロンの方がOLに人気がある。

◯夜中だけれど、これから洗濯します。隣の阪本さんいつもごめんなさい。

◯春なので毎晩、喘息の発作が辛いです。

◯国分寺の改札を出て歩いていると、たまにホームレスに話しかけられます。フレンド?

◯自身の力ではどうにもならぬ、スタッフのスケジュール等の都合によって、もう二年も映画の編集に入れていない。あまりのフラストレーションに何度も思い詰めたけれど、大罪を犯してしまおうかと本気で考えた事もあったけれど、精神修養としての読書が自身を救ってくれた。

◯この間、親友の関口光太郎の結婚式があった。
友人が結婚するってのは感慨深いものがある。マイケルジャクソンが好きな新郎で、新婦と二人でマイケルダンスを披露してくれた。二人して何度も練習を重ねた様で、新婦の切れの良いステップに、新郎も負けじと腰を振る。最高に幸せな式であった。
俺は彼に、50号くらいの大きな絵画をプレゼントした。
この二ヶ月間、バイト以外の時間を使ってこつこつと描いてきたやつだ。
彼はとても喜んでくれたようで、何日かして、何の前触れも無く家にやって来た。
俺が一度、彼の前で「電子辞書が欲しいんだ」と話したのを覚えていて、絵のお返しとして新品の電子辞書を購入して、わざわざ家まで届けに来てくれたのだ。
しかしその時既に俺は、自分で電子辞書を購入していたのだった。
返品をしに、彼はとぼとぼと帰って行った。
悪い事をした。
その情熱だけで十分嬉しいのだ。
絵もよく描けているので写真を載せたいけれど、デジカメが壊れていて写りが悪かった、なので載せない。想像してくれ。

◯自分はやっぱり、固いマッチョの男が好きだ。
長い鉄の棒を地面と垂直に立てます。それをマッチョに両腕でぐっと抱きしめてもらい、体の緊張状態を維持したまま、頭上から水飴を垂らして全身コーティングする。冷蔵室で冷やして固めて売ったら、これはもう絶対人気出ます。コーラ味です。

◯最近の読み物はと言うと、聖書関係の詩集やら解読書ばかりである。小説も読むには読むが、気分はすっかりストーリー性から離れてしまった。
それ以外ではやはり釈迢空が熱い。
釈迢空!
釈迢空!
折口信夫は最高の歌人だ。
古本で全集を買ってしまいました。
こんな素晴らしい芸術家の全集に、500円の値を付ける愚か者よ、どうもありがとう。

◯最近、人に過去の思い出を話す機会あり。
10代半ば頃に顔面の大きなおっさん(心は女)にフェラチオされた経験を笑いを交えつつ話した。しかし夢で当時の記憶がまざまざと甦り、おっさん時折現れては、同じ行為をしてどこかに消えて行く。もう、来ないでください・・・

◯タバコをやめて早二年。今思えば、何であんな紙くずに唇を奪われていたのか不明。しかしコーヒーを飲む量が増えた。毎日最低でも5〜6杯は飲んでいる。飲み過ぎると動悸止まらず、パシパシと目は冴え、軽い頭痛とともに感情が高ぶってくる。これは恋だ。そうだろう。

◯またまた喘息の話だが、俺はこの病気を本気で治したいと思っている。
ステロイドを毎日吸入する生活とは、いい加減おさらばしたいものです。
見事完治させた暁には、ぜひとも挑戦してみたい事があります。
それはマラソンです。俺はー!走りたいのだー!うおー!
中学の半ばまで陸上、空手、水泳と様々なスポーツで体を動かしてきたけれど、結局この病気は治りませんでした。
僕は普段の生活の中で、唐突に、理由も無く走り出したくなる事が、頻繁にあります。
むしろ何ら理由の無い目的にこそ、ひたすら労力を注ぎ込みたくなるのですが。
しかし少しでも駆け出すと、すぐに肺が圧迫されたような状態になり、呼吸困難で動けなくなります。一度発作が起きてしまった後では、完全に鎮まるまでかなりの時間を要します。
まず、冷たい水を飲みます。
そして風通しの良い場所におずおずと移動して、上半身起こし気味の体勢で、鎮座します。
一人胸をさすったり、泣き言をぼやいてみたり、スズメのさえずりを聞いたりして、発作の嵐が過ぎるのを、一時間近く待ち続けます。
こんな面倒くさい奴はランナー失格ですね。
ホノルルマラソンなんか出場した日には、あんたはポカリでも飲んで寝てろ、ってつまみ出されるのがオチです。
腹筋を鍛え、カーペットには近寄らず、春と秋にはマスクをし、薬を飲みつつ、頑張ります!

◯罰当たりなコラージュを作ったので上に載せました。一昨年の冬頃?バイト先にて。早めに消します。
では、さようなら。
by kan328328 | 2010-04-15 03:55 | 日常

美術作家・三宅感のブログです


by kan miyake
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31