関口光太郎くんと会った
2017年 12月 18日
さっき、
予備校のパンフに載せる記事ということで、
美術作家の関口光太郎くんと対談した。
関口くんはなんだろう。
奈良のシカのフトモモとか、
乗馬クラブにいる馬のお尻のように、
引き締まった自然さ、というか、
その有無を言わさぬ「必然」感がスゴい。
必然なんだ、言葉も、経歴も。
しかるべき時にちゃんとポイントを押さえていて。
なんつーか、大人だ。
俺は関口くんにくらべて、
自分のペラッペラさを思い知らされるようで、
会って話しただけなのに、満身創痍である。
まるで七夕の日にぶら下げる、紙のタコのよう。
どんなそよ風にもホンロウされて、
あっちに揺られ、こっちに揺られ、
ヘコヘコ、ヘコヘコ上下する「アレ」。
胴体のぐるりをザクザク切られちゃってる「アレ」。
普段もその自信のなさが出ちゃってるのか、
俺はどんな作品を作っても、
それがある程度評価されたとしても、
まわりの友人・知人にはバカにされやすいし、
頼んでもいないアドバイスをもらいやすい。
愛情表現の名のもと、
「バカだね〜」と言いながら近づいてきて、
俺という人間に対して、作品に対して、
半笑いで接するというスタンスを崩さない人たち。
なので俺は、
他人から自信を与えてもらえる機会はほとんどない。
でも関口くんは、ちゃんと理解してくれる。
彼は人の前で余計なポーズをとらない。
美しいんだ、動物の目みたいに。
だから、
俺もがんばるよ!!!
by kan328328
| 2017-12-18 06:10
| アート