秋
2018年 10月 29日
なかなかブログを書く気になれず。
朝から晩まで介護ヘルパー。
仕事の合間に「ああ自分は芸術家だったっけ」
と思い出す。
いやウソ、片時も忘れちゃいない。
むしろそればかり考えているので、
生活と折り合いをつけるのがハード。
この鬱憤を家庭に持ちこまぬよう、
あーでもない、こーでもないと呟きながら、
一人公園を歩いたりして休日は過ぎていく。
赤や黄色に色づいた落ち葉を拾っては、
まじまじとながめる。
これは何の葉っぱとか、これは何の実とか、
そういう学究心は持ち合わせてないので、
ただ葉を陽にかざしては「きれいだな」
と思うだけ。知識いらない。
公園で秋の深まりを感じるのも、
濡れそぼった落ち葉のみじめさを見るのも、
今年でいったい何度目かや。
人生リピートしてるんだろか?
ニガテだ秋は。さみしいから。
ベンチがあれば座る。
自分の心をボンヤリ内観すると、
この放心をだれかに当てつけるような、
かくれんぼで鬼がくるのを待つ子供のような、
ずいぶん受け身の心象であることに気がつく。
そういう甘えに気づいたときは、
頬をパシンと叩いて何クソと立ちあがる。
おー、なんつーか、
自分だけを信じて制作するというのは、
一寸先も見えない闇夜を走るのに似ている。
血迷ったオッサン発ロマンス急行という感じ。
アブないので白線の内側までお下がりください。
息子が描く絵も、謎のダンスも、気取りも、
チビのくせに一丁前でおもしろい。
そして妙にいじらしい。
父親の愛が伝わっているのか不明。
とりあえず寝る前には本人がウザがろうと、
「大好きだよ、大好きだよ」
と言って、きつく抱きしめている。
育児ってこれでオケー?
暑苦しー。
なんか今日ヒートテック着すぎたし。
この先、
一人で制作する時間がなくなったら俺は、
発狂するか、自殺するか、毒親と化し、
家族に多大な悪影響を及ぼすと思われる。
いや、ウソ。
そこまでリミッター振り切れない。
何も作らなきゃ作らないで、ほどほどに、
狂わず、死なず、毒にもならず、ほへへ。
とか笑ってる間にお迎えがくるだろう。
だからこそ、作るなら今しかないのだ。