美術作家の関口光太郎くん家族が展示を見に来たよ。
わーい。そんでもって3日前には、
三宅感「ブツの祈り」トークイベントも終了して、
上毛新聞紙面にて紹介していただきました。
今回のトークに関していえば、
お客さんがたくさん来てくれて嬉しかったけど、
若干心残りもあるので、それを正直に書こう。
トーク前日、俺は、
ギャラリーを運営するKちゃんとの打ち合わせで、
「明日のトークは自分の展示作品を媒介にして、
いろんな意見が飛びかうディスカッション形式にしたい」
などと話していた。が、
いざ話し始めてみたら、いつもの三宅感独演会。
他人がコメントをはさむ余地なんてありゃしない。
またか、俺。
きみまろかよ。
はじめから終わりまで、
趣味性にこり固まった自己完結トーク。
お客さんは言いたい事も言えないポイズン状態で、
話終わった後、なんか、
「閉じてるなあ、オレ」と思った。
てか、トークとなると、
いつも言葉で埋めつくそうと必死だけど、
もしかしてビビってんのか?俺よ。
目の前にいる人達をちゃんと見てる?
10代の頃から、
一人で思案する生活に慣れきってしまってない?
アートや音楽や文学や映画やらの文脈を、
頭の中でイタズラにタコ足配線しまくった結果、
田舎のばあちゃんちのコンセントみたく絡まり合って、
もはや解きほぐせる気がしない。
脳みそをCTスキャンとかしたら絶対、
ガラパゴス諸島みたいな形になってるんだろな・・・
この独りごとブログも、
悪癖を助長してしまっているのかも知れない。
わからない。
ああ。
こういう時、なぜか化粧がしたくなる。
最近になってまた、俺の中の、
「ゴージャス、ファビュラス、グラマラス」
三姉妹がやおら動き始めている様子。
「アンタいい加減、私達をここから出しなさいよ」
20代なかばに社会性が急務となり、
あわてて心の座敷牢に閉じこめたはずの趣味・・・
まあ、どっちにせよ、
彼女たちを解放するならするで、今度は、
だいぶ分別もつくようになった5歳の息子に、
一体どう説明すればいいだろう。
「パパはね、ストレスがたまるとつい、唇にルージュを塗りたくなるんだ」