
あっという間に夏が終わった。
大学の夏休みも明けて、授業も始まった。
ずっとブログを書こうと思っていたけど、
いろいろ動揺することが重なり更新できなかった。
今年の春ごろ、
奥さんのいとこ夫婦に第一子が産まれたので、
ご挨拶がてら家まで遊びに行った。
その日は青空が広がっていて、
春の日差しもおだやかで気持ちよかった。
家の外にある亀池では桜が満開で、
いとこの奥さんは小さな男の子を抱えて、
とてもしあわせそうだった。
それから半年もしないうちに、
もうその赤ちゃんにも、ご夫婦にも、
永遠に会えなくなってしまった。
唐突すぎて、信じることができない。
告別式の日、
お父さんとお母さんの柩の間に置かれた、
赤ちゃんの柩はあまりに小さくて、
献花ですぐに一杯になってしまい、悲しかった。
こんな痛ましい出来事があった後でさえ、
残された親族は生きていかなきゃいけないのか、
と思うと、言葉にならない。
うちの家族も何一つ受け入れられないまま、
いつもの日常に戻っていくしかない。
だから毎朝、
不機嫌そうに起きてくる息子を見るたび、
必ず子供が目を覚ましてくれるという事は、
本当に尊いことだ、と思う。
美術作家・三宅感のブログです
by kan miyake
カレンダー
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|