カモミールとすれ違いの方程式

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上京してかれこれ18年経つけど、それは私が地元にいた年数と同じであってつまり人生の半分は東京にいる。でもそのさらに半分くらいは中央線ぞいの古着屋をただウロウロしていただけで、私のココロは左右にゆれてばかりだよと先輩に話したら、だからオマエはいつも俺に対してタメ口なんだな、もっと縦のカンケイを意識しろよと白い歯を見せて笑うので、そんな運動部みたいなカンケイ求めてないしとブチブチつぶやきながら私はパーカーのフードに顔を隠した。
じゃあどんなカンケイを求めているんだよ?と聞いてくると思ったのにアイツは道の向こうまで駆けていって、電柱の影に隠れていた大きいノラネコをなでながらお前カワイーなーなんて笑っているので、このセカイなんてすれちがいの摩擦熱で燃えてしまえばいいのに…ってコッソリ思った。でもそんな私が先に自己嫌悪でメツボーしてしまいそうだし、メツボーするべきなんだね。地球と月はいつでもそっぽ向いてぐるぐる回っているけど、センパイの笑顔とモフモフの奇跡のような組み合わせだって起きたりする、こんな世界を私は憎みきれない。
昔ノルウェー人の友達が私に、感子はモヤモヤした気持ちを世界に発してばかりだね、そのうち立派なおヒゲを生やした神さまのバチが当たるよって忠告してくれたことを思い出す。その時私はうん、そうかもね、バチって当たるときは宝くじみたいにコッソリ受け取りにいくのかなあなんて笑い合いながらカモミールティーを飲んだりした。
残酷でときどき美しいこのセカイに私はこれ以上罪深いコトバをかけたくないし、かけられたくもないし、だからみんなレモンの炭酸水みたいなしゅわしゅわの海の中で幸せなまま溶けてしまえば良いのにって妄想していたら、いつのまにかヤカンが沸騰してフローリングにお湯がビタビタこぼれおちた。
こんなドジでヘナチョコで万年低体温ぎみな私は、外に出るのもおっくうなので布団にくるまりながらこの文章を綴っている。ヌクヌク。。

全身全霊でサブカル女子の心情になりきって、
絵とブログを書いてみたが、どうしても、
おっさんの気配を消すことが出来ない。

by kan328328 | 2019-11-13 23:11 | 日常

美術作家・三宅感のブログです


by kan miyake
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