祈るように眠りたい

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〈上毛新聞社さんに取材していただきました。ありがとうございます〉


この二ヶ月、大学の授業と並行して、
高崎に建設中のマンションに飾る作品を、
3点制作中だったけど、無事に終了した。

ヤーギンズで個展してる時からずっと、
前橋近辺のアーティストの方々には、
お世話になりまくっていた。

八木隆行さん、村田峰紀さん、
牛嶋直子さん、ニャムコムさん、
田村吾郎さん、金井佐和子さん、
木暮伸也さん、商店街の皆さん、
本当にありがとうございました。

温かいな、群馬。
なんだかな、東京。

思えば19で上京して以来、
人生の半分を東京にしがみついてる。

東京は家賃高い、道せまい、野菜小さい、
ホームセンター小さい、電車は混んでる、
ダッシュするオタク大体ぶつかってくる、
あと家の近くに川がないってのも、痛いな。

と、だんだん群馬が恋しくなってきた。

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子供の頃、
高崎の実家のそばには烏川(からすがわ)
って大きな川が流れていて、そこでよく、
バーベキューしたり、エアガン撃ったり、
花火したり、野グソしたりして遊んでた。

ここ数ヶ月ほど、
あの物言わぬ川のおおらかさが恋しいのは、
コロナで疲れているからなのか、歳なのか。
とにかく、
東京に住んでると思考が回転しっぱなしで、
神経がゴリゴリ摩耗されて一日が終わる。

本当はこんな季節こそビルの屋上で夕涼み、
リクライニンチェア〜にでも寝そべって、
冷えた缶ビール片手にダベっていたい。

自粛警察も、マスク警察も、同調圧力も、
ぜーんぶ烏川に浮かべてしまって、
あとは大切な友人達だけで酔っ払ってたい。
BGMは「Calling you」とかいいな。


まあ、

でも、

みんなそれぞれの生活があるでしょうし。
人を誘うの苦手だし。そもそもコロナだし。
そんなんで、今年の夏も妄想で終わりそう。

先週、多摩美オンライン授業も終了。

次の出校は3ヶ月後の9月15日からで、
しばらくはアートな環境から離れる。

終わった授業を思い返してみると、
今さらながら、もっとああすれば良かった、
こうしても良かったかな、というような、
新しいアプローチが頭をよぎる。

遅いね、いろいろと。

今後はまた、決まった時間に起きて、
いつものコンビニでパンを買って出勤する、
おなじみのヘルパー生活がはじまるのだ。

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それでもダラけず、まっすぐテンポよく、
これからも生きていきたい。

まずはコロナ自粛によって蝕まれた心身を、
一から立て直さなきゃいけない、と思い、
禅の本を片っ端から読みあさっていると、
奥さんに、

「禅の勉強するなら掃除でもすれば?」

と言われ、ぐうの音も出ない。
(奥さんの父方の実家は曹洞宗のお寺)

なので俺はとりあえずトイレに行き、
便器を拭いて拭いて、拭きまくっていたら、
だんだん祈るような気持ちになってきて、

「どうかコロナが収束しますように」

と、便器に向かって願掛けしていた。

by kan328328 | 2020-06-28 23:57 | 日常

美術作家・三宅感のブログです


by kan miyake
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