子猫がニャ〜  豚を食う

群馬に帰り、映画の美術のセットを作ってきた。
大学時代の友人を五人連れて(全員女性)。
二週間群馬のアトリエに立てこもり、朝から晩までセット、セット、セット!!!
みんなヘトヘトになるまでやってくれて、ありがとう。ほぼ完成したよ。とても感慨深いよ。
今まで俺と面識がなかった人も何人か来てくれて、その人達とゆっくり話す時間が持てなかったのが、少し悔しい。それでも、夜中、仕事終えた後や、休憩の合間なんかに話をする中で、俺は「早くその人を知りたい!」という焦りもあって、土足のまま、相手の頭の中の鍵のかかった暗室へ無理くり上がり込んで、ほぼ強引に、切ない人生の片鱗まで見せてもらって、ああ、人の人生ってのは何でこんなに面白いのか、と勝手にしみじみしたりした。
二十年以上生きてれば、ただヘラヘラ生きてきただけの人なんて、そういないのだ。

中間日を労いデーという事にして、手伝いに来てくれたみんなを地元のオカマバー「舞姫」に連れて行ってあげた。
僕が中学から高校に入る頃、いろんな意味でお世話になったオカマバー。知り合いのオカマちゃんは皆いなくなっていたけれど、新入りで入っていた子は皆、とっても可愛かった。いろんな物がはみ出したり、隠れたり。

涙を隠すにゃ際どいネオン
照れを隠すにゃ下ネタよ
でもでも笑顔は隠しません

あたしの乗ってる黒い船 
マンチョーカンチョーわからずに
おシオの流れで座礁した
自慢のマストもボッキり折れて
ふやけた貝が刺さってる
ここは異国の赤い土地
土人が投げ槍構えてる
キャプテンあたし 不安なの
あなたの舵は荒すぎる

うん、なんかすけべな詩が出来上がったぞ。
いかがわしさ、まやかし、胡散臭さにこそリアルは宿る。日常から離れようとすればするほど、制作過程そのものがリアルに取って替わる。

それにしたって、映画作りか。
「赤!」と閃いてからキャンバスに赤を乗せるまでにこんなに時間のかかる表現、映画くらいじゃないか。
無数の夜を過ごしてきました。毎晩沸き起こる貧弱だけど勢いのあるアイデア群は、統一感という名のキーパーに片手ではね返されて行きます。
朝になって見渡すと、はね返されて粉々になってしまったアイデアの死骸が、そこら中に転がっています。無惨。

人の感情なんて統一感は全くなく、カラフルなもんだ。
黒がベースのシャープな時間が訪れる事もある。あ、これで映画撮れそう!とか思った瞬間、ビビットな原色カラーが頭の中に咲き誇り、あ、やっぱりまずはこれを表現しなきゃ、とか思うと灰色がかった陰鬱な色が頭に浮かんで来て………
映画作りのもどかしさという物に、最近ようやく慣れて来た気がします。
自分一人じゃ撮れません。本当なんです。
「何か、面白そう〜」とか、イベント的な心持ちでも一切構いません。協力してください。
制作過程で、気付くとずーっと一緒に作品と添い寝してくれている人がいたりすると、僕は嬉しくてたまらないです。
でも、正直、一回手伝ったから終わり、だなんて思わないで欲しい。ってのも本音ではある。
次の作品、次の作品へと続けていく必要があるから。それが一番重要な事なんだけど。
ああ泣きたい。悲しくなってきた。

話を変えます。最近胃袋に対して挑発的な食べ物が増えてる!
肉が4倍のメガマック、カップらーめんの本気盛(マジモリ)、チートスのやたらでっかいパーテーサイズ……BIGよっちゃんいか。
ぐあーもう食えない。おやつ程度に欲しいだけなのに。コンビニ入るたび顔射されてる気分、でも買う。
食事の際、正直味とかどうでも良い。安価で空腹が満たせれば。
食べれるセメントみたいの開発されて欲しいな。ドロドロの流動食で、とにかく腹持ちが良い。食ったら12時間は持つ。ガソリンスタンドみたいに、町の至る所に食用セメント配給施設があって、リッター150円くらいで、チューブで口から直に流し込んで行ってきまーすみたいな。
でも色取りくらいは必要か。ピンクとブラウン、二色のセメント。
ピンクはOLに人気が高く、ほんのり甘い。ブラウンは大人の男向け、ビターなカカオ味だぜ!
食感も大切だ、戻したらまずいし。
ピンクのセメントには、つぶつぶラムネが入ってる。ハート形のラムネが出たらそれは当たり。もう1リッターサービス。かミッフィーの皿。
ブラウンにはそんなまやかしは必要ねえ……、ただ黙ってセメント詰め込みな!でも男はすぐ記録に挑みたがるので、5リッター飲み干したらタダになるサービス。
能書きはこの辺にして、リポデー飲んで寝ます。
おやすみ
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by kan328328 | 2008-02-21 05:36 | 日常

美術作家・三宅感のブログです


by kan miyake
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